北方シネマ

(*)上映回によって時間や場所が変更することもあります。毎回の案内をご確認ください
学内駐車場は使えません。お越しの際は公共交通機関をご利用下さい
北九州市小倉南区北方4-2-1
北九州市立大学 北方シネマ(竹川研究室)
【電話】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com
【料金】前売予約1000円・当日1200円・シニア/障害者1000円・大学生/高校生500円(資料代)・中学生以下無料

2017年7月7日金曜日

003 『人生フルーツ』2017/7/7 18:00-

風が吹けば、枯葉が落ちる。
枯葉が落ちれば、土が肥える。
土がえれば、果実が実る。
こつこつ、ゆっくり。
人生、フルーツ

むかし、ある建築家が言いました。家は暮らしの宝箱でなくてはいけない。


 愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅。雑木林に囲まれた一軒の平屋。それは建築家の津端修一さんが、師であるアントニン・レーモンドの自邸に倣って建てた家。四季折々、キッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実が、妻・英子さんの手で美味しいごちそうに変わります。刺繍や編み物から機織りまで、何でもこなす英子さん。ふたりは、たがいの名を「さん付け」で呼び合います。長年連れ添った夫婦の暮らしは、細やかな気遣いと工夫に満ちていました。そう、「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」とは、モダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉です。


 かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきました。1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画。けれど、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめましたーー。あれから50年、ふたりはコツコツ、ゆっくりと時をためてきました。そして、90歳になった修一さんに新たな仕事の依頼がやってきます。


2017年6月2日金曜日

002『抗い ARAGAI 記録作家 林えいだい』 2017/6/2 18:00-


ルポルタージュは、
主題の選択から始まる。
1つのテーマを追い始めると、
次から次へと新しい疑問が生まれる。
僕は現場に身を置いて考える悪い癖がある。

時間とお金の無駄使いだと友人に笑われるが、
これが僕の方式であり生き方だ。
名もなき民衆の声なき声を、
しかと歴史にとどめていくことが、
僕自身が生きている証しなのかもしれない。

■監督■
西嶋真司

■朗読■
田中泯

■あらすじ■

福岡県筑豊の旧産炭地には、今もアリラン峠と呼ばれる場所がある。そこは、かつて日本に徴用された朝鮮人たちが炭鉱に向かう時に歩いた道である。しかし、その名は地図には載っていない。福岡県筑豊を拠点に、朝鮮人強制労働や公害問題、戦争の悲劇などの取材に取り組んできた記録作家・林えいだいがアリラン峠を歩く。林は筑豊に渦巻く様々な歴史の真相、国のエネルギー政策に翻弄された名もなき人々を記録してきた。



若い頃には北九州市教育委員会社会教育主事として地域の婦人会と公害問題に取り組み、告発運動に至る。37才の時に意を決して退職、フリーの記録作家となった。
林が記録作家になった背景には、反戦思想を貫いた父親の存在がある。神主だった父親の寅治は、民族差別に耐えかねて炭鉱から脱走した朝鮮人鉱夫たちを自宅に匿った。「国賊」、「非国民」とされた父親は、警察の拷問が原因で命を落とした。その体験が林の取材活動の原点となっている。


2014年8月9日、福岡市の雑木林を林が訪れる。1945年の同じ8月9日、そこで一人の特攻隊員が日本軍に銃殺された。国の命運をかけた重爆特攻機「さくら弾機」に放火したという罪が着せられていた。林はこの青年が朝鮮人であるが故に無実の罪を着せられたのではないかと疑念を抱き、真相に迫ろうと放火事件の目撃者のもとを訪ねる。徹底した取材の姿勢は、対象となる人物の重たかった口をも開き、決して忘れてはならない真実を浮き上がらせるのだった。

現在の林は、私設図書館の「ありらん文庫」に愛犬の「武蔵」とともに暮らしている。朝鮮人強制労働、公害問題、特攻隊の実相など、徹底した取材による膨大な資料が積まれ、歴史に埋もれた事実をここで記録してきた。
林が生まれ育った筑豊の炭鉱では、人々が懸命に生き、歴史を作った。女坑夫や石炭を荷積みする女沖仲仕など、明治から大正昭和にかけて日本の経済を支えた女性たちのことも生き生きと描いた。

重いがんと闘う林の指は、抗がん剤の副作用でペンを持てないほどだ。それでもセロテープでペンを指に巻き付けながら懸命に記録を残す。権力に棄てられた民、忘れられた民の姿を記録していくことが自分の使命であると林は語る。

「歴史の教訓に学ばない民族は 結局は自滅の道を歩むしかない。」 林えいだい

公式サイト:http://aragai-info.net/
予告編  :https://youtu.be/sKWpcqR-I-U

2017年4月28日金曜日

001『Start Line スタートライン』2017/4/28 18:00-

耳、聞こえません。コミュニケーション、苦手です。
そんな私の沖縄→北海道57日間の自転車旅。
生まれつき耳が聞こえず、
健聴者とのコミュニケーションに壁を感じてきた今村彩子監督。
「このままではいけない。次に進むためにも、コミュニケーションの映画を撮ろう」
そんな想いから、自転車で沖縄→北海道 日本縦断の旅を決意する。
2015年夏、自身を被写体とするロードムービー『スタートライン』のクランクインだ。

出発早々の荒天、道に迷ったり、“聞こえる人”との会話に四苦八苦したり。
クロスバイク歴わずか一年、交通ルールも危なっかしい。そんな彼女の姿を、
叱咤激励しつつ追い続けるのは、伴走者にしてカメラ撮影を担う“哲さん”。
今村監督の行きつけの自転車店のスタッフである。
2人の間には、安易な手助けや会話の通訳はしないという鉄則が決められていた。

予告編  :https://youtu.be/o30Qh4-SLU0



会場周辺駐車場のご案内


いよいよ北方シネマ第一回「Start Line スタートライン」の上映が、本日18時より行われます。
公共交通機関でのご来場をお願いしていますが、お車でご来場の方は上記の駐車場(有料)をご利用ください。どちらの駐車場も会場から徒歩10分程度です。

2017年4月27日木曜日

明日がスタートライン!

明日はいよいよ北方シネマのスタートラインです。みなさんぜひお越し下さい。
毎月第一金曜日6時はドキュメンタリー映画の日です。


2017年3月20日月曜日

こんなところに映画館あったけ?

あれあれ?これなに?


なんか ちょっと、おもしろそう


こんなところに映画館あったっけ?


新しくできた系かな?


でも、なんか昔っぽくない?


てか わざと、それふう とかじゃない?


2017年3月13日月曜日

「スタートライン」広報スタート


北方シネマの記念すべき第1回の上映作品「スタートライン」の広報準備が整い、市内の関係各所をまわりました。どこも、とても期待してくれていることがわかり嬉しいかぎりです。みなさま、ご紹介や協力ありがとうございます。上映の4月28日にむけ準備を進めていきますので、どうぞよろしくお願いします。


本日からチラシの一斉配布です。大学もサポートしてくれます。市と教育委員会の後援もいただきました。まもなくおちかくの市民センターにチラシが並ぶと思います。



2017年2月13日月曜日

「北方シネマ」運営委員会 設立メンバー

竹川 大介         (文学部人間関係学科 教授)世話人
稲月 正            (基盤教育センター 教授)
猪股 萌子         (外国語学部 英米学科 3年)
大平 剛            (外国語学部 国際関係学科 教授)
小野 憲昭         (法学部法律学科 教授)
片岡 寛之         (地域創生学群 准教授)
鎌田 隼人         (文学部人間関係学科 2年)
神原 ゆうこ      (基盤教育センター 准教授)
木原 謙一         (外国語学部 英米学科 教授)
齊藤 園子         (外国語学部 国際関係学科 准教授)
高山 智樹         (文学部比較文化学科 准教授)
田部井 世志子   (文学部比較文化学科 教授)
田村 慶子         (法学部政策科学科 教授)
田村 嘉之         (社会システム研究科 博士前期課程)
本田 真悠         (法学部 法律学科 1年)
福島 勲            (文学部比較文化学科 准教授)
命婦 恭子         (西南女学院大学短期大学部 准教授)
門馬 一平         (社会システム研究科 博士後期課程)
山口 裕子         (文学部比較文化学科 准教授)
増永 研一         (東田シネマ)

「北方シネマ」設立趣意書

大学の中にドキュメンタリー映画館を
「北方シネマ」設立趣意書

ドキュメンタリー映画はフィールドワーク研究によく似ています。現場に足をはこび、人や事物に出会い、ときにはそこに住みこみながら、時間をかけてひとつの事実をあきらかにし、さまざまな社会問題にたちむかう。表現方法はそれぞれにちがっても、関わる者の人間性そのものをそこに感じるのです。優れたドキュメンタリー映画には、撮られる者、撮る者、見る者の三者を有機的につなげていく力があります。
 北九州市立大学ではこれまで「チョムスキー9・11」の上映(2003年4月)、「東アジア移住共生映画祭」の共同主催(2010年7月)などを通じ、広くドキュメンタリー映画を紹介する機会をつくってきました。大学で学ぶ学生たちにとって、こうした映画は世界に関心を持つ貴重な第一歩となります。また地域の人々との紐帯が生まれるきっかけにもなります。
 さて、北九州市では、2014年から北九州市環境ミュージアムを会場に「東田シネマ」というドキュメンタリー映画の上映会が、毎月定期的に開催されてきました。「東田シネマ」では、映画配給などを手がける増永研一氏らが中心となり、力のあるドキュメンタリー映画を厳選し、市民にむけ紹介しています。おかげで北九州には、東京や大阪などの大都市でも機会が限られるドキュメンタリー映画を身近に鑑賞できる恵まれた映画環境が生まれています。私たちは3年目に入ろうとするこの取り組みと連携し、そうした機会をさらに多くの人々と共有したいと考え北方シネマを立ち上げました。
 2017年4月より小倉南区の北九州市立大学を会場に、東田シネマからの配給作品や北方シネマ独自のプログラムを定期的に上映していきます。さらに知の拠点である大学という立地を生かし、テーマに関する知見や学識を持つ研究者や監督や制作者をまじえ作品について討論する機会を設けていきます。私たちは北方シネマを、大学の中にありながら地域に開かれている新しい「映画館」であると考えています。このちいさな試みが、やがて全国にひろがっていくことを願っています。
 それでは、ご一緒に珠玉のドキュメンタリー映画を楽しみましょう。  
(世話人 竹川大介)

「チョムスキー9・11」
http://www.apa-apa.net/911/index.htm
「東アジア移住共生映画祭」
http://film.witheastasia.org/2010/index-2010.html
「東田シネマ」
http://higashidacinema2014.blogspot.jp/